2023/05/16
社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~⑥
1)役員借入金の相続税法上の時価 実態貸借対照表ベースで実質資産超過であっても一切減額評価はできません。勝手な減額については、原則として係争機関において納税者が敗訴します。端的には 1 )会社借入金の大部分が同族役…
2023/05/01
社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~⑤
1)みなし贈与との関係 DESとみなし贈与についての論点です。DES により取得した株式は財産評価基本通達により評価(時価純資産価額方式により評価)します。それと出資金額(貸付金)とを比較し株式の評価額が出資金額(貸…
2023/04/17
社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~④
実態貸借対照表ベースで実質債務超過である場合のDES について仕訳は下記です。下記のとおり仮に0 評価とすると、債務額と0 の差額が債務消滅益となります。これを申告書で調整します。以下の数値はすべて仮値です。 1…
2023/04/03
社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~③
DES について税務上の留意点、法人税法上の評価についてです。原則、課税実務では、「オーナーが会社に対し債権放棄する(会社にとっては債務免除)」と「役員給与減額⇒減額分で徐々に精算」を併用する方法が一般的です。 …
2023/03/16
社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~②
「⑴オーナーが会社に対し債権放棄する(会社にとっては債務免除)」について形式上の留意点があります。下記のように念入りにされる場合もあります。どこまで実行するかは金額の重要性で判断すべきです。 贈与認定を避ける…
2023/03/01
社長貸付金・社長借入金消去の税務 ~証拠の論点も踏まえて~➀
オーナーや同側特殊関係者からの貸付、すなわち法人にとっては役員借入金(貸方)に計上されている金額について消去の手法について生前対策で考えられる事項は下記が代表的です。 ⑴ オーナーが会社に対し債権放棄する(会社に…